
目視検査
化粧品など、商品に傷がつかないように丁寧に梱包するなど、手で箱詰め・梱包作業をしている場合梱包しながら数を数えると言った目視検査を実施する現場を見てきました。作業者は検査を「流れ作業」のように行うので、長い時間、同じ作業をそいていると必ずミスが生まれます。そういった企業でいざ欠品クレームが発生すると、その対策として、梱包作業と検品作業をわけて実施する。といった対策をされることもありました。人件費が一つのクレームで大きくなるため、あまりおすすめできません。

台はかりでの計量
箱詰めした出荷箱やケースを、台はかりに載せて計量し、規定量が梱包されたかをチェックします。そのあとに帳簿に記載し検査が完了としているケースが多く、中にはせっかく計量しているにもかかわらず、検査記録は残さずに現場確認のためだけに計量していることも多く見てきました。このような現場でも、計量器の数字を読み取る作業者がミスをします。例えば数字の3が8に見えてしまったり、0が9に見えてしまったりといった認知ミスや、帳簿へ記入する際のミスなどが考えられます。
また、作業は重労働で、働く従業員にとっても辛い作業になっていることもあります。企業様によっては出荷箱の最大重量を定め、作業者の安全を考えられている場合もありますが、それでも連続的な重労働には変わりません。人材不足している近年、こういった作業要員は極力削減したいという声もございます。
✔ 機械判定により安定した全数検査が可能
AD-4942Bを導入すると、人間による員数不足の検査はなくなります。機械判定で員数の確認をしますのでヒューマンエラーが起こりにくく安定した出荷前検査を実現できます。作業者の負担も軽減されるため生産性向上にも貢献します。
✔ 作業者が兼務できるため増員不要
検査はAD-4942Bが機械判定しますので、検査員が注意してチェックする必要はありません。員数不足が発生した場合は、音や画面でお知らせの他、コンベヤを止めることで箱の中身をすぐに再検品可能です。オプションにより自動で生産ライン外へ排除することも可能です。エラー発生時には注意が必要ですが、それ以外は他の作業を兼務しながらでも作業は可能になります。
※検査の考え方は企業様によって変わりますのでぜひご相談ください。
✔ マニュアルでの計量記録は不要
AD-4942BはUSBメモリをご用意いただければ簡単にレポート出力が可能です。もう現場での記入ミスはなくなり、出荷責任者様もデータ集計作業に時間を取られることがなくなります。
・計量結果の集計レポート(PDFファイル)
・計量結果の全データ(CSVファイル)
・その他、異常履歴や操作履歴にも対応。

従業員の負担軽減
「ヒューマンエラーを防ぐには従業員の負担を減らすことが重要だと感じ導入しました。数字の照合や数を数える作業はエラーにつながるので検査を自動化することが確実でした。」
「導入後、作業者は喜んでいました。」

簡単設定でラクラク導入
「新しい機械を導入すると操作の習得に苦労することがあります。AD-4942Bは設定も簡単ですぐに導入できました。」
「動画も用意されていたので、2台目以降は自分で立ち上げました。」
「タッチパネル操作でストレスなく簡単でした。」

出荷記録を電子化
「台はかりの時は記録していませんでしたが、今は全数確実に記録・管理することで取引先様からの信頼も得ることができるようになっています。」
「これまで1時間かけていた出荷検査の報告書が数分で作成できるようになりました。」

一般的な台はかりでは、ヒューマンエラーを少なくするために専門の検査員が必要です。梱包作業と兼務は難しいため人員削減はできません。導入コストはかかりませんが運用コストはかかり続けます。一方、AD-4942Bは、立上げ当初は人件費がかかりますが立ち上がってしまえば専門の検査員は不要で、梱包作業者が兼務することができます。もちろんエラー発生時は十分に注意ししっかりと処理する必要がありますが、常に注意する状態でなく作業負担は少ない状態が保たれます。機械判定によって検査されヒューマンエラーがなくなります。また、グラフには表現できていませんが、出荷検査の記録をマニュアルで作成している場合、1日1時間ほどのレポート作成時間がかかります。AD-4942Bはレポート出力ができますので、そのような事務作業も大幅に削減されます。